天界物語~大天使ラファエルの日常1

〈本来の咲くべき場所〉

天界には、たくさんの色とりどりの花が咲いています。

どの場所にもその場所に似合う草花があり、それぞれに美しく咲き誇っています。

大天使ラファエルは、あちこちに出かけては美しく咲いている花の精に話しかけます。

「こんにちは。いつもとても綺麗な花をありがとう。」

花の精たちは、みんな天使たちとおしゃべりするのが大好きです。

天使たちはいつも、ワイワイ楽しそうに花の咲いている場所でおしゃべりします。

そんな時、花の精たちはその場を美しく飾って、天使たちのおしゃべりにお付き合いするのです。

幸せな天界の風景…ですが、そんな様子をいつも羨ましそうに、すぐそばの違う世界から眺めているエルフがいました。

「綺麗だなぁ…あの綺麗な花がこっちの世界にもあったらどんなにいいだろう…」

エルフの住む世界にも花は咲いているのですが、彼はどうしても天界の美しい花を諦めきれません。

「よぉし!こっそり取りに行って、こっちに連れてこよう。」

エルフは胸を躍らせてワクワクしながら、天界の美しい花を奪いに行こうとして考えています。

あるひ、エルフはとうとう自分の住む世界に、美しい天界の花を連れてきてしまいました。

天界で美しく咲いていた花は、違う場所では咲いていけません。

「私を天界のお花畑に戻してください。ここは寒くて暗くて、私は花を咲かせることができません。天使たち、助けて!」

花の精はポロポロと涙を流して訴えました。

エルフはそんな言葉を聞いてくれません。

「いいじゃない。ここでもきっと綺麗に咲けるよ。ここにいてよ。」

花の精は困り果ててしまい、とうとう花を咲かせる元気もなくなってしまいました。

そんな花の精の声を、大天使ラファエルは聞き逃しませんでした。

エルフのそばでぐったりしている花の精を見て、大天使ラファエルは驚いて声をかけました。

「どうしてこんなところに…いったい誰が?かわいそうに。すぐ元の場所に帰ろうな。」

そう言って、大天使ラファエルはエルフに花を返すように話しました。

「気に入ったのは分かるけど、花はね、みんなその場所にあるから美しく咲くんだよ。

日陰には日陰に合う草花があるし、日当たりのいい場所を好きな花もある。

この花はね、天界のあの場所にあるから美しい花を咲かせてくれるんだ。

自分の都合で勝手に持って帰ってはいけないよ。

このままでは、花も咲かないし枯れてしまうよ。

エルフよ、君の住む場所にもその場所に合う花がたくさんあるのに、どうしてその花を大切にしない?

天界の花を美しいと思うなら、天界に返してあげないとかわいそうだよ。」

せっかく花を持って帰ってきたエルフは、枯れそうになった花を見てガッカリ…

「ごめんね。ここでも綺麗に咲いてくれると思ったんだよ。」

エルフは大天使ラファエルに花を預け、ぐったりとした花の精を見送りました。

天界に戻った大天使ラファエルと花の精は、さっそくたくさんの天使たちに迎えられ、花の精は手厚い看病でようやく元の美しさを取り戻しました。

元気になった花の精は、大天使ラファエルと天使たちにお礼を言いました。

「ありがとう大天使ラファエル、それにたくさんの天使たち。やっぱり私はここがいいわ。光でいっぱいのここが大好き。」

光の中で、花の精は嬉しそうに咲き誇っています。

*『天界物語』はフィクションです。

この物語は、大天使ラファエルとの共同制作の作品です。

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