それぞれの課題に挑戦する人生
人は、それぞれ課題を持って地上に生まれてくると言われています。
ある人は地上で自分に自信を持つために、またある人は自分の力を試すために。
色んな事情でそれぞれが地上での一生を終えて、それぞれの故郷へ還ります。
思ってもいないトラブルに巻き込まれてすっかり自信喪失してしまったり、こんなはずではなかったのに、と肩を落とす事もあるでしょう。
私はここまでの自分の人生を振り返ってみて、どこまでが自分の意思で選んだ事になるんだろうと考えたことがありました。
課題を持って生まれると言うことは、ある程度課題に沿った人生をあらかじめ決めていたことになります。
でも大天使ラファエルに訊ねると、『選択するのは、自分です。』と返事が返ってきます。
ではどこかの選択で違う道を選んでいたら、ラファエルに逢えなかったのでしょうか…。
それも訊ねてみました。彼は、『いいえ、どの道を選んでも必ず私に逢っているはずですよ。』と答えてくれました。
と言うことは、避けられない出来事もあるけれど、そこへ至る道というのはたくさんあることになりますね。
選ぶ道によっては、大天使ラファエルとの逢い方も、言葉の交わし方も違ったかもしれないのです。
ただ、彼に逢うことになるだろうと言うことは初めから決まっていたのですね。
私は今、幼い頃からの大きなトラウマによる後遺症と闘っています。
分かりやすく言えば、PTSDという言葉が一番当てはまると思います。
やはり父親や母親からの影響は相当強く、怒りや恐怖を手放したとはいえ、未だに時々フラッシュバックのように色んな恐怖心が蘇ってきます。
以前の私は心の中まで完全に過去の父や母に何も言えず恐怖で震えたままだったのですが、最近は過去の出来事を思い出しても、自分の意思で怖がらずに文句を言えるようになりました。
人生の課題の話に戻りますが、私の場合は多分恐怖心の克服ではないのかな、と思います。
怖がらずに自分を表現すること。
人の意見をよく聞かないといけない人もいれば、怒りをコントロールしなければならない人もいます。
人に自分の都合を押しつけてばかりの人は、あたたかく見守ると言うことを学ぶ必要があるのかもしれません。
誰の意見も聞かなかった人は、最終的に誰にも相手にされないのかもしれませんし、また逆に一人でゆったりと過ごす方がいいと言うことに気がつく人もいるでしょう。
何が自分の人生の課題なのかは、振り返ってみてよく考えなければ分からないかもしれませんし、自分のことはよく分からないものです。
人に何をいつも注意されるか、また逆に人にいつも何を指摘しているかで、自分が何に対して執着を持っているのか、知ることが出来るきっかけにもなります。
自分を客観的に見るのはとても難しい事ですが、例えば怒りを感じる相手のことをなぜそこまで気にするのか…それはひょっとして自分にもそういう部分があるから、腹が立つ事もあるのです。
突き詰めて考えてみると、自分ってこんな性格だったんだと驚く事もあるかもしれません。
普段怒りを感じる人に、なぜそこまで執着するのかノートに書いてみれば、自分の事がもう少し深く分かるかもしれませんね。
そうすれば自分の課題にも気づくことが出来るでしょう。