気持ちのこもった言葉
『ありがとう』と言う言葉を、一日何回人に伝えていますか?
言葉には力があり、そのエネルギーは伝えた人に直接届くだけでなく、話した本人にも影響がある事は御存知だと思います。
出来るだけ気持ちのこもった言葉を伝えたいですよね。
『ありがとう』…その一言にも気持ちがこもっているかどうかで、ずいぶん違ってきます。
例えば…最近ツイッターなどでもよく炎上しているような話題ですが…家事は女性がするものだ、という日本人男性の言い分と、働いていたり介護や育児で疲れている女性のためにも、男性も家事を手伝うべきだという女性の言い分。
時代が変わってきたとはいえ、日本人の感覚と言うのも確かに根深いものがありますよね。
男性「俺だって仕事で疲れているのに、家に帰ってまでやってられるか!そんなことは女が
するものだろ」
女性「こっちだって仕事してるし、おまけに家事や介護も全部私?手伝うのがあたりまえで
しょ!」
…とまあ、こんな感じでしょうか。お互いこれではケンカが絶えない家庭で、家にいても
安らぎどころではありませんよね。
お互い疲れて辛い時だってあるのは仕方ないですよ。
同じ屋根の下に暮らしていく事を選んだのですから、お互い出来る範囲で協力をしつつ、
ケンカしないようにしていかないと、長い時間を一緒に過ごすのですから気まずい状態の
ままでは辛いですよね。
そんな時、お互いに一言『ありがとう』と言う言葉を伝えるだけで、どんなにその場が和む
でしょうか。
『いつもありがとう』そんな言葉を素直に伝えられる関係でいたいものです。
そしてその感謝の気持ちも、気持ちがこもっていないと相手に伝わりません。
同じ感謝の言葉でも、その気持ちが込められているかどうかで相手に伝わるエネルギーも
違ってきます。
心のこもった『ありがとう』や『愛しています』、『大丈夫?』というような言葉は、その場
を和ませるエネルギーを持っています。
普段使い慣れていないと、気持ちを込めて話すのが照れくさかったりしませんか?
でもね、逆に気持ちがこもるからこそ、怒りや悲しみなどのネガティブな言葉には気持ちが
そのまま相手に伝わりやすいんです。
それだけ、知らず知らずのうちに言葉のエネルギーの影響を皆それぞれが受けているので
す。
わたしは、スーパーやコンビニのレジで、つい『すみません』と言ってお釣りを受け取る癖
があるのですが、最近意識してなるべく『ありがとう』を言うようにしています。
家族だからこそ、お互いに『ありがとう』が言える関係でありたいものですね。