心を平静に保つこと
普段、仕事や用事などに忙しくてゆっくりする時間なんてない、と言う人がどれほど多いのでしょう。
特に最近では、仕事の内容によってはろくに休憩時間も取れずに忙しい日本人が多い事が話題になっていたりします。
ゴールデンウイークや連休になれば誰もが皆、一斉に遊びに出かけてクタクタに疲れてしまいます。
遊び方が下手なんでしょうか。休み方が下手なんでしょうか。
遊びに行くと、あちこち行く予定を立てすぎたり、ゆっくり休めなかったり…
別に一日のんびり一か所でくつろいでいても良いはずですよね。
そういう旅行をされる方もいらっしゃるでしょうけど、大半の人はあちこち行く予定を立てますね。
かえって疲れて、休み明けは疲れが残ってクタクタです。
私達って、どうしてお互いに人の事が気になるんでしょうね。
よく考えれば、人が何をしていたって何をどう考えていたって、周りに迷惑にならないなら関係ないのです。
日本人って、周りに合わせることをまず教えられますよね。お互いにこれが当たり前だと習うんです。
ですから、周りが持っている物は持っていないと恥ずかしい、周りがしている事は知らないと恥をかく、と言うような感覚が常につきまといます。
でも本当はそんなこと関係なく、自分の事は自分の事、他人の事は他人の事として区別出来れば…お互いが気にならずに、批判し合うような事がなければ…もっと皆自由なはずです。
話を戻しますが、心の平静と言うのはどうすれば得られると思いますか?
人よりも豪華な食事をする?ライバルよりも高いブランドの服やカバンを持つ?寝る間も削って仕事をしてキャリアアップ?etc…
もちろん、きちんとした場所に行くのにブランドの服が必要なら買えばいいのです。
食事も、見栄を張るのではなく美味しい食事を楽しむならいいと思います。
目標があって仕事を頑張るのは素敵だと思います。…でも体を壊さないで下さいね。
自分の体は一つしかありません。
他人を見返すために自分の時間やお金を使うのは、心の底からの平静を保つためには役に立ちません。
他人は他人、自分とは関係ない時間を生きている人なのです。
人に何かしてあげようと思う時も、自分の出来る範囲内でしてあげて下さい。
無理な事は無理、でいいんです。
自分の体と気持ちを真っ先に考えましょう。
自分が満たされてこその心の平静と平安です。
他人と比べるのではなく、自分を満たすにはどうすればいいか、自分は今何をしたいのか。
じっくり考えてみましょう。