自分の体と自分の意思
普段自分の目で普通に物を見たり、自分の耳で音を聞く。
自分の口から自分の意思で言葉を話す。
ごく普通にそんな事当たり前のようにしているのですが、実はよく考えてみるとすごい事なんです。
自分の意思があるから、物が見えるんです。
自分が聞こうと思うから、耳で聞くことが出来るんです。
自分が話そうという意思があるから、言葉になって口から出るんです。
もちろん体の具合の悪い方もいらっしゃるとは思いますが、具合が悪い訳ではない場合、自分の意思で物を見たり聞いたり、話しますね。
例えば耳って、普通に違和感なく音をとらえて聞いている様にしか考えていないのではないでしょうか。
でも、実はすごく沢山の音をちゃんと聞き分けて聞いているんですよね。
道路の車の走る音、人の話し声、テレビの音、扇風機の音、周りのありとあらゆる音を、実は一度に耳に入っては来ますが、全部同じようには聞いていません。
誰かと喫茶店で話す時、相手と会話をしている時、道路の車の音やお店の奥で仕事をしている音とか、周りのお客さんの声まで、同じように聞いていたら、相手との会話の内容が理解できません。
そんな時、ちゃんと相手の声に照準をあてて、周りの音は漠然と聞き流しながら、相手の言葉の方に意識を向けているのです。
補聴器の最新の物がどこまで人間の耳に近づいているのか良く分かりませんが、私の義理の母が補聴器をする時、「周りの細かい音全部入ってくるから、補聴器をしたくない」と話してくれたことがあります。
人間の耳ってすごいですよね。ちゃんと音を聞き分けて聞いているんですね。
聞きたい音は大きく近くに、それ以外の音は遠く小さく(漠然と聞いているから。実際に音が小さくなるわけではなく)自分で区別して聞いているんですね。凄い!
自分の目も、すごく良く出来たカメラのようなものですね。でも、自分が見る意思を持って物を見ているから「見ている」という感覚があるのです。
病気で自分の意思が上手く働かずボンヤリしている場合を考えてみると、その人の目には確かに物が映ってはいるのですが本人の心に響かないから、目に映るだけになってしまうのです。
そして口から言葉を話す事、自分の意思があるからこそ言葉として口から出ますよね。
だからこそ『言葉に気をつけなさい』と大天使ラファエルは話してくれるのです。
人間は体と心の両方が上手くバランスを取れているからこそ、自分の目で物を見て自分の耳で音を聞き、自分の口で話すのです。
体の健康の事は、よく本やテレビ、お医者様の話を聞いたり読んだり、実際に体に良い事をする事が出来ますね。
心の健康のために何が出来ますか?
目に映るものは、心の栄養になるようなものの方が良いですよね。
耳から入る音も、聞いていて気持ちの良い音の方が良いですよね。
話す言葉、これはよく知られているとおり「言霊」という言葉があるように、使う言葉はそのまま自分に還ってきます。
自分のエネルギー体に影響を与えてしまうのです。もちろん使う相手にも。
心と体のバランスが取れているからこそ、健康的に生きる事が出来るのでしょう。
最近SNSで他人の事で批判や誹謗中傷などで炎上してしまう、ということをよく聞きますが、これも気をつけないと自分のエネルギー体を傷つけてしまい、波動を下げてしまう事になりかねません。
意見を言うのと批判や誹謗中傷するのとは違います。
言葉の使い方ひとつでお互い気持ちよく過ごせるかケンカになるか、分かれてしまいます。
目に映るものを選びましょう。どのみちその日のニュースなどはどこかで目にしたり聞く機会があるのですから、自分で選ぶことが出来る時はなるべく自分の心の栄養になるような物を見るようにしましょう。
同じ理由から、耳から入る音の事を書きたいところですが、音楽だけなら書けるかもしれませんが、「会話」というものがある以上、やはりお互いにそれぞれが自分から発する「音」つまり『言葉』に気をつけるのは言うまでもありませんね。
自分が普段接する音や画像を、もう一度この機会に振り返って見ませんか?
そして、必要以上に自分の心を傷つけてしまうような音や画像から離れるように気をつけましょう。
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