本来の自分を思い出す
人の考えに左右されることがあったり、悩むことがあったりすると、自分の本来の考えが分からなくなることがあります。
というより、普段「これが自分の考え方」と特に意識しているわけではないので、人に影響されていても、特に気にもしていない事の方が多いのですね。
自分が「これが好き」と思っている事でも、「誰かに勧められたから」とか「両親がこの方がいい」と言ったから、という事はよくあることなのです。
親の考えとか、世間の話題とか、SNS上での話題だからというだけで、ひょっとしたら自分は
「まったく興味がない事」なのかもしれないのです。
話題に乗るのが悪い、という事ではないのです。
ただ、最近の話題が見るのも辛いことがあまりにも多くて、実はあまり見ていない事もあるのですが・・・
他人の不幸をあれこれと話題にするのは、見ていてあまり気持ちのいいことではありませんね。
実際に当事者同士は、思うことは山ほどあるはずですが、それでもそっとしておいてほしい、と周囲には願っていらっしゃる事でしょう。
本当に自分の心からの本音では、他人の事にそれほど首を突っ込みたいと思っているわけではないのではないでしょうか?
「たまたま話題になっていたから」
「嫌なことがあって、憂さ晴らししたい気持ちがあるから」
「隣の芝生は青く見えるから、嫌がらせ」とか
「忙しいので、発散するところがない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は長年、すぐそばに暴言を吐き散らして人生を過ごしてきた人の言葉を聞いて育ってきているので、…母親ですが…
あまり言うべきではない事なのだろうと思いますが、聞いていてすごく辛いのは、
何十年経っても暴言を吐き続けていて、いざ何か自分の好きな事を、と本人が思っても、
もう何が好きだったのかさえ、忘れてしまっているのを実際に見ているから、辛いのです。
不満は誰にもあるのは、普通の事だろうと思います。
時には愚痴りたい時もあります。
でも、ずっと怒りをぶちまけるのが当たり前になって過ごしていると、本来の自分を忘れてしまうようです。
そして、単なる愚痴だったものが、だんだん周囲への怒りと妬みに変わっていきます。
大天使ラファエルは、
『吐き出すのは吐き出せばいいよ。嫌なことがあって、泣きたい時もあるだろうし、怒っている時もあるだろう。
でもね、吐き出したら早く忘れる事だ。
忘れられない事もあるのは分かるし、腹が立ってイライラすることがあるのもわかる。
でも、そのエネルギーが周囲へだんだん広がっていって、収拾がつかなくなるのはどうだろうね。
だから言うのは、自分に関係ない他人の怒りに巻き込まれない事だ。
一旦巻き込まれてそれが当たり前のように感じてしまうと、また違うネガティブな話題に飛びつくようになってしまう。
自分が本当に他人の悪口や批判をしたいというならそうすればいいけど、俺は嫌だね。
そういう所からは、天使はそっと何も言わずに離れているものだよ。』
思い出しましょう、自分の本音を。
自分が明るい輝いた世界に居た時、そんな暗い話題で盛り上がっているはずがありません。
光の世界に自分がいる時なら、どうするか考えて行動してみましょう。