望む現実は引き寄せられている
引き寄せという言葉をよく聞きますね。
「そんなことあるの?」
「あったらいいなぁ」
という感覚で聞くことが多いのではないでしょうか?
実は、…引き寄せはすでに誰もが体験していることなのです。
でも、本当に『こうあって欲しい』と願う現実を引き寄せていないのは、心の奥底、無意識に思ってしまうことが深く関係しているのです。
引き寄せたいことがあると、紙に書いたりノートに書き出したり声に出して話すとかイメージするなど、色んな方法がありますね。
でも、なかなか思うようにならないと思っていませんか?
実はその無意識に『無理に決まってる』と思ってしまう事で、
『無理に決まってると無意識に思うから願い事が叶わない』
という現実を引き寄せています。
つまり、『叶うわけがない』という願いが叶っていることになるのですね。
ですから心に引っかかることが残ったままになっていると、その引っかかっている内容と似たような事ばかり起こりがちになります。
例えば…会社で人間関係で揉めて別の会社に行ったら、また違う人の事で悩むことがあった、とか。
ひとこと言えないばかりに嫌な想いをしたことがあったとして、また別の時にもひとこと言えないようなシチュエーションになってしまったり。
今度こそ、と思って挑戦するけど、いつも中途半端になってしまうとか。
実はこれは全部私の実例なんですが、どれも親からの影響でトラウマになっていたことが原因になっていました。
過干渉で虐待もあったので、私の場合は自分の意見を言うのを途中でやめてしまう癖がついてしまっていたこともあり、何をやっても自分に自信が持てなくなってしまったのです。
私は、親の思うようなタイプの人間ではなかったことに対して、すごく自分に対してコンプレックスがありました。
だから社会に出ても、何かあるごとにすぐに自分にコンプレックスを感じて自信を無くしてしまっていたのです。
違うんですよね。
周りと好みが違っても、意見が違っても、相手は相手の考え方と価値観で話してくるんですから、自分と合わないことがあるのは当たり前なんです。
つまり、私は自信を無くす必要はないんだと気がついたのです。
そうやって何度かその『こうあって欲しくない』パターンを引き寄せて体験してそれを理解すると、そのパターンは無くなっていきます。
というか同じパターンが来たとしても、自分の思うことや反応、考えることがもう悩んでいた頃の自分とは変化したので、それ以上悩まなくなった、という事ですね。
そうやって、そのパターンを学び終えたらもう繰り返す必要は無い、ということです。
対処の仕方を自分なりに学んだという事になりますね。
だから『嫌なことばかり引き寄せる』という場合は、自分の心の中に気にしていることがあるから、その嫌な現実を引き寄せてしまうのです。
だからといって、『気にするな』と言われても、その人によって反応は違いますよね。
それでいいんですよ。
正解なんて無いんです。
パターンを学び終えたら、自然に『気にならなくなります。』
気にせずにいようと思って、それで済む場合はそれに越したことはありませんね。
自分なりに考えて答えを出して、それなら自分はどうしよう、と考えてどう行動するかですね。
でも無理に行動しても、心の中にまだ引っかかる部分が残っていると同じパターンを引き寄せます。
そんな時は自分の心と向き合う事が必要になることもあるでしょう。
大きなトラウマがあるときは、無理に思い出したくないと言うこともあるでしょうし、カウンセリングは信頼できる所でされることをおすすめします。
無意識に思ってしまうことの中には、過去の自分がその事を『忘れないで』と今の自分にメッセージを送っているのかもしれないのです。